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2016.11.15 過去のニュース

アクティブラーニング授業体験 ~21世紀型教育・教科の枠を越えて~

11月13日(日)、「21世紀型教育・教科の枠を越えて」との考えから、国語科と家庭科のコラボレーションとして“レシピを書いて美味しい料理を作ろう”という中学体験入学の授業が行われました。

東京女子学園の先生や調理部の高校生が作る「○○風ライス」を見て、各自がレシピを書いて、出来上がったライスを型でぬき、薄焼き卵、キュウリ、プチトマトなどをトッピング。○○のところに自分がどういう思いで飾りつけをしたか、料理名を書きました。そして、試食。お父さんやお母さんにも食べていただきました。

この授業は、本来高校生向けに考えたものです。
1、高校生では、AB二つのグループを分けます。
2、Aグループは例えばカレーライスを、Bグループにはちらし寿司を先生が作って見せます。
3、先生の作る手順や材料、注意事項を各自がメモを取り、各自がレシピを作ります(think)
4、グループごとに集まって協議しながら、最もいいレシピを作り上げます。share)
5、できあがったレシピをグループで交換します。
6、そのレシピを見てAグループはちらしずしを、Bグループはカレーライスをつくります。つまり、先生の作り方を見ないで、レシピを見て作ることになります。
7、料理を作り終わり、AB互いにどういったところを直せばより良いレシピになるかを議論し、レシピを完成させます。(critical thinking)
8、国語の先生による書き方の指導などを行います。

以上は、2時間をかけての授業展開です。

料理は「理(ことわり)を料(はか)る」と書きます。正確な文章で正しく手順や注意を書かないと同じ料理はできません。そして、コミュ二ケーション能力が様々な場面で試されます。

21世紀に必要とされる能力は「創造力」と「協働していく能力」、「コミュニケーション能力」だと考えています。教科の枠を越えることで多角的な視点・総合的な思索・知識と実践の融合が行われ、新しい智慧の地平が開かれることを願って考えられた授業案です。

今回は、中学体験入学としての位置づけでしたから、簡略化しましたが、最後に○○風ライスという料理名づけを各自でやってもらいました。これは、先生の作ったものではない自分のオリジナルライスを創るということです。

東京女子学園が目指す、21世紀型教育の一つの目標がこの「創造力」を養うということです。美味しく食べながら、創り上げる喜びがもう一つの味付けになることを伝えられたらという思いで授業を展開しました。

沢山の方にご参加いただきまして誠にありがとうございました。

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まず、料理の様子を見て→ レシピを書き留めます 書洩らさないよう真剣です
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出来上がったを型で抜き→ トッピング! いろいろな○○ライスが
できました!
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綺麗にできました! 思い思いにトッピング! 各グループのライス
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授業の主旨を説明 みんなで試食 好評でした!

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