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2016.03.11 過去のニュース

社会科の日本史的思考力養成の試み

Dsc_0690日本史を担当するようになり25年くらいが過ぎて、日本史をテーマとした「思考力を養成できる」教材をとあれこれ考えているなかで、たどり着いた教材の一つを紹介します。

お題は、織田信長が築城した有名な安土城を「あなたならどこにつくりますか」というものです。

手順は、次のようなプリント(抜粋)を通じて少しずつ織田信長がいたころの状況を理解していきます。

~思考のためのポイント~
Ⅰ戦国大名にとっていち早く京都に上洛することが天下統一の必要条件
Ⅱ織田信長が尾張を統一したころの上洛の有力者は今川義元と武田信玄のふたり
  ・今川義元は桶狭間の戦いで1560年に織田信長に滅ぼされる
  ・武田信玄は1573年に上洛途中で死去→死を知らせぬよう遺言を残す
Ⅲ 戦国大名の配置図と地形図をもとに安土城の築城位置を決める

上記のポイントをもとに、次の思考工程に進みます。

Photo右の琵琶湖周辺の地図には戦国時代の京都に続く道と簡単な地形が示されています。

①思考のためのポイントを考慮して地図で各自の安土城の位置を決定
②2人(~3人)のグループでそれぞれの決定地について話し合う
③4人程度のグループになって意見をシェアしてグループで安土城の位置を決定
④各グループで発表

授業では、「覚える」「理解する」ということが多い日本史ですが、それぞれの築城地の理由を話し合うことで新たな歴史を捉えることができるとともに、人がどのようなところで生活するかには地形的要因が大きく影響していることのおもしろさを実感してもらうことができました。

次は奈良盆地の古代の支配者の配置図を見て、「なぜ、このような配置になっているのか」を思考できる教材を準備しています。

社会科日本史担当 K.M


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